2010年9月11日土曜日

LaTeX2e入門教室-2.2 コマンド

2.2 コマンド

最初に作成したtest.texというファイルの中で,記号「\」で始まる部分のことを「コマンド」と呼びます。LaTeX2e では,このコマンドによっていろいろな数学記号を表現したり,文書の整形をしたりします。

コマンドには,いろいろな種類がありますが,コマンドが正しく動作するために追加の情報を指定するものもあります。この追加の情報を「引数」と呼び,記号「{」と「}」の間に指定します。また,オプション(必要に応じて指定する引数)の場合は,記号「[」と「]」の間に指定します。また,「\begin{...}」「\end{...}」は対応して指定するコマンドで,特に「環境」と呼びます。

最初に作成したtest.texの内容は以下のとおりでした。
\documentclass{jarticle}
\begin{document}

ただいまテスト中。

\LaTeX
\end{document}
この内容を例にとると,先頭は,「\documentclassコマンド」で引数に「jarticle」を指定します。次に「\begin{document}」と「\end{document}」で囲まれた「document環境」,そのdocument環境の中では「\LaTeXコマンド」を引数なしで記述しています。

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