2010年9月19日日曜日

ホームページを作ろう-1.6 XHTMLの文法チェックをしよう

1.6 XHTMLの文法チェックをしよう

PDF版あるいはWeb版(http://poem.kagebo-shi.com/html/c06.html)の「1.6 XHTMLの文法チェックをしよう」の部分に関する説明です。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE html
   PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN"
          "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<head>
<title>とにかく作ろう</title>
</head>
<body>
<p>初めてのWebページ
</body>
</html>
上のソースは,「1.5 DTD を意識しよう」に出てきたソースと1カ所だけ異なります。それは,「<p>初めてのWebページ」の部分の終了タグ「</p>」がないことです。

終了タグ「</p>」がないことは,XHTMLの文法上誤りです。つまり,エラーです。

ところが,これをブラウザで表示すると何も問題なく「1.5 DTD を意識しよう」のサンプルと同じように表示されます。

実は,「このこと」が問題なのです。

ここのところは,よくよく注意してください。
ブラウザというソフトウェアは,XHTMLあるいはHTMLを解析し,表示することが目的のソフトウェアですから,多少の誤りや不具合,あるいはさらに深刻な誤りであっても,できる限り「表示しよう」とします。

その結果,ブラウザが「警告」を出したりはしません。つまり,ブラウザの表示結果「見た目」だけでは,「正しいXHTML」であるかどうかの判断ができないのです。

「表示できるんだからいいじゃないか」と思われるかもしれませんが,それではDTDの意味がありません。また,他の人やソフトウェアなどからの利用(再利用)も困難になってしまいます。
現在の考え方は,正しい文法できちんと表示できることが求められています。

そこで出番となるの文法チェクを行ってくれるサイトの存在なのです。実際には,複数のサイトが存在しますが,「1.6 XHTMLの文法チェックをしよう」では,「W3C」のサイトにあるツールを紹介しています。なお,現在は,PDF版やWeb版の画面とは異なる画面になっていますが,これはツール自体が改良され続けているためのです。ただし,基本的な使用方法は同じですので,テキストを参考にしてチェックに挑戦してみてください。
W3C Markup Validation Service
URL : http://validator.w3.org/

0 件のコメント:

コメントを投稿