2010年9月17日金曜日

ホームページを作ろう-1.5 DTDを意識しよう

ホームページを作ろう-1.5 DTDを意識しよう

PDF版あるいはWeb版(http://poem.kagebo-shi.com/html/c05.html)の「1.5 DTDを意識しよう」の部分に関する説明です。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE html
PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN"
"http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<head>
<title>とにかく作ろう</title>
</head>
<body>
<p>初めてのWebページ</p>
</body>
</html>
次の部分は,XML宣言と呼ばれる部分で,XHTMLを始めとするXML文書の先頭に記述します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
すべて半角文字で入力し,versionは「1.0」,encodingには,文字エンコーディング方式を記述します。なお,このXML宣言は省略可能であり,事実XHTMLでは,省略することが一般的です(なぜ省略するのかは,後述します)。

このXML宣言を省略した場合に,注意しなければならないことは、文字エンコーディングをUTF-8あるいはUTF-16としなければならないことです。通常は,UTF-8を使用します。

次に以下の部分ですが,これは1行で記述することも可能です。
<!DOCTYPE html
PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN"
"http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
この部分がDTDを指定している部分でDOCTYPE宣言といいます。

<!DOCTYPE に続く「html」がルート要素になります。また,PUBLIC に続く引用符で囲まれた部分を公開識別子と呼び,ここで「XHTML 1.0 Strict」という名前が付けられたDTDを指定しています。次の引用符で囲まれた部分をシステム識別子と呼び,ここにDTDの実際の場所,つまり URL を指定します。

このDOCTYPE宣言により,このXHTML文書は,「XHTML 1.0 Strict」と呼ばれる文書型定義に従って記述されていることを宣言しています。

ところで,この2つのXML宣言とDOCTYPE宣言は,タグに似ていますが,タグではありません。この部分は,XMLの文法に従った記述です。すなわち,この2つの宣言に続く部分がXHTMLの本体になります。これをXMLでは,文書インスタンス(実体)といいます。

この「1.5 DTDを意識しよう」の部分は,重要な部分ですので,納得がいくまで繰り返し読んでみてください。なお,実際のDTDは,システム識別子で指定されているURL(http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd)からダウンロードすることができます。

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