ホームページを作ろう-1.4 少し勉強しよう(その3)-DTDとは何か?
PDF版あるいはWeb版(http://poem.kagebo-shi.com/html/c04.html)の「1.4 少し勉強しよう」の部分に初めて登場するDTD(文書型定義)に関する説明です。
HTMLの歴史は Wikipedia などを参考にすれば詳しく書かれていますが,ユーザー側から見れば,前に説明した「要素」が新しく追加されたり,廃止されたり,といった歴史になります。
つまり,HTMLあるいはXHTMLのバージョンが異なれば,使用できる要素も異なる訳です。ところで,この「使用できる要素」はどこで規定されているのでしょうか?
最初に少し説明しましたが,HTML は SGML をメタ言語として策定された言語であり,XHTML は XML をメタ言語として策定された言語でした。
このメタ言語による言語(ここでは,HTMLおよびXHTML)規定が「文書型定義(DTD)」と呼ばれるものです。
すなわち,ホームページの記述するためのHTMLやXHTMLのコンピュータ言語としての具体的なルールは,この「文書型定義」によって規定されていることになります。
ホームページ作成の話を難しくしている一因でもあるわけですが,このDTDは1種類ではありません。バージョンごとに存在もしますが,同一バージョンにおいても,文書をどのように扱うかの視点の違いにより複数存在することがあります。
これkらさらに具体的な内容に話を進める XHTML においても例外ではありません。実は,3種類の DTD が存在します。
しかし,心配はいりません。
なぜなら,3種類は説明しないからです。1種類のみを説明します。
「なぜ、1種類しか?」と思われるかもしれませんが,今後,説明する1種類で十分なのです。また,その1種類が,これから先の電子書籍やHTML5を勉強する上での基本になっています。
さあ、次回からは,この DTD を意識した,XHTML 1.0 の核心に迫っていきたいと思います。
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