ここでは,そのままタイプしたのでは表示できない特殊文字について説明します。
私たちは,すでに LaTeX2e を表示するために,「¥LaTeXeコマンド」を使用しましたが,それ以外にも特殊な文字を表示するためのコマンドが用意されています。以下に代表的なコマンドを示しておきます。>
| コマンド | 出力結果 |
|---|---|
| ¥TeX | ![]() |
| ¥LaTeX | ![]() |
| ¥LaTeXe | ![]() |
| ¥copyright | |
| ¥textregistered | ![]() |
| ¥texttrademark | ![]() |
また,この他にも「#$%&_{}¥^-<>|」の各文字は,そのままタイプしても期待通りの文字は出力されないか,あるいはエラーになってしまいます。
これらの文字のうち,「#$%&_{}」については,先頭に「¥」記号を付けることによって表示することができます。
| 入力 | 出力 |
|---|---|
| ¥# | # |
| ¥$ | $ |
| ¥% | % |
| ¥& | & |
| ¥_ | _ |
| ¥{ | { |
| ¥} | } |
しかし,上記以外の文字「¥^-<>|」には,この方法は使用できません。最も単純な方法は「¥verbコマンド」を使うことです。¥verbコマンドは,その引数にタイプした文字をそのまま出力するコマンドです。書式は以下のとおりです。
¥verb|引数|このとき引数の両側の記号は「|」を使っていますが,これは両側が一致していれば,「"」や「$」なども使用できます。¥verb|¥^-<>| ← 両側が|なので,引数に|は記述できません。
¥verb$¥^-<>|$






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