2010年11月4日木曜日

GIMP を使ってフォトレタッチ - 2.4.2 特定レイヤーの拡大・縮小

2.4.2 特定レイヤーの拡大・縮小

特定の画像(レイヤー)を拡大・縮小する場合には,以下の手順で操作します。なお,レイヤーについては別の機会に説明します。

  1. ツールボックスから拡大・縮小ツールをクリックします

  2. 「レイヤーウィンドウ」から,拡大・縮小したいレイヤーを選択します。

  3. 「作業ウィンドウ」で,画像をクリックします。画像には,拡大縮小のための□のマーカーが表示されます。

  4. 「拡大・縮小ダイアログ」が表示されるので,画像サイズの「幅」「高さ」を拡大・縮小したいサイズに変更します。このとき,右側の鎖アイコン(縦横比率維持チェック)がチェックされていると幅あるいは高さを変更すると,そのサイズに応じて縦横比率が元の画像と同じになるように一方の幅あるいは高さが自動的に変更されます。逆に縦横比率維持チェックが外されていると,幅あるいは高さを変更しても,もう一方の幅あるいは高さは連動しないので,画像の変形を行うことも可能です。

    また,ダイアログによる指定以外に□のマーカーをドラッグして拡大・縮小することもできます。この場合,鎖アイコン(縦横比率維持チェック)がチェックされている(鎖がつながっている状態)場合,4隅の□マーカーをドラッグすると縦横比率が維持されて拡大縮小されます。

    ただし,上下左右の□マーカーをドラッグする場合は,縦横比率は維持されません。これは鎖アイコンがチェックされていても無効化されます。

  5. 最後に「拡大・縮小」ボタンをクリックすると,拡大縮小が実行され,選択したレイヤの画像のみが拡大縮小されます。

ここでは,画像全体の拡大縮小についての操作のみを説明しました。拡大・縮小ツールを使って画像の部分的な拡大縮小も可能ですが,これについては,また別の機会に説明します。

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