2010年12月20日月曜日

LaTeX2e 入門教室 - 2.5.7.3 ラベル付き箇条書き

2.5.7.3 ラベル付き箇条書き

ここでは,ラベル付き箇条書きについて説明します。

「ラベル付き箇条書き」には,「description環境」を使用します。その書式は,次のとおりです。
¥begin{itemize}
¥item[ラベル1] ラベル項目1
¥item[ラベル2] ラベル項目2
¥item[ラベル3] ラベル項目3



¥end{itemize}
このdescription環境を使って,例文の「2.1 文書クラス」の部分を記述したソースと表示結果は,つぎのようになります。
¥subsection{文書クラス}
LaTeX2e 文書の先頭は「¥textbf{documentclassコマンド}
から始まります。documentclassコマンドでは,使用する
¥textbf{文書クラス}」を指定します。

文書クラスは,文書の種類に応じた書式(クラス)の定義です。
基本となる文書クラスには,以下のようなものがあります。

¥begin{description}
¥item[¥textbf{article}] 章を含まないような,記事とか論文などの短い文書用
¥item[¥textbf{report}] 章を含むような,報告書などの比較的長い文書用
¥item[¥textbf{book}] 両面印刷を前提とした書籍などの文書用
¥end{description}


この表示結果のように「description環境」では,ラベルに続けて説明が出力されます。もし,ラベルの後に改行して,説明を次の行に出力したい場合には,次の2種類の方法のいずれかを使います。
  1. ¥mboxコマンドを使う方法。¥mboxコマンドは引数に指定した文字列を1文字として取り扱うためのコマンドですが,その引数を空文字列として,その後に改行コマンド「¥¥」を指定します。
    ¥item[ラベル] ¥mbox{}¥¥説明
  2. 空白文字を使う方法。通常は1文字の半角空白文字「¥ 」の後に改行コマンド「¥¥」を指定します。
    ¥item[ラベル] ¥ ¥¥説明
では,¥mboxコマンドを使用する方法で,先程のソースを変更したソースと表示結果は,つぎのようになります。
¥subsection{文書クラス}
LaTeX2e 文書の先頭は「¥textbf{documentclassコマンド}」から始まります。
documentclassコマンドでは,使用する「¥textbf{文書クラス}」を指定します。

文書クラスは,文書の種類に応じた書式(クラス)の定義です。
基本となる文書クラスには,以下のようなものがあります。

¥begin{description}
¥item[¥textbf{article}] ¥mbox{}¥¥章を含まないような,
記事とか論文などの短い文書用
¥item[¥textbf{report}] ¥mbox{}¥¥章を含むような,
報告書などの比較的長い文書用
¥item[¥textbf{book}] ¥mbox{}¥¥両面印刷を前提とした
書籍などの文書用
¥end{description}

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